サグラダ・ファミリアは、バルセロナ最大の観光名所です。世界建築の至宝のひとつであるアントニ・ガウディの超有名な教会には、毎年400万人以上が訪れます。しかし、このエリアの魅力はそれだけではありません。サグラダ・ファミリアの周辺には何があるのでしょうか? 私たちのおすすめをいくつかご紹介します。

目次
サン・パウ・モデルニスモ建築群
バルセロナは、スペインの都市の中でもモデルニスモ建築への関心がとりわけ深く根づいた街です。そのため、サグラダ・ファミリアの周辺には見ごたえのある公共建築や個人邸宅が数多くあります。なかでももっとも驚かされるのは? サン・パウ・モデルニスモ建築群です。

1905年から1930年にかけて、サンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院を収容するという重要な目的のために建てられた施設です。機能的な建物群でありながら、建築家リュイス・ドメネク・イ・モンタネールは創造性を抑えることなく、病人の回復を助ける美しい田園都市を構想しました。
1997年からユネスコ世界遺産に登録されているサン・パウは、ほかでは味わえない見どころであり、サグラダ・ファミリア周辺で訪れたい最高のスポットのひとつです。教会からわずか1000mの、サン・アントニ・マリア・クラレット通り(Carrer de Sant Antoni Maria Claret)167番地にあります。
サン・パウ・モデルニスモ建築群を訪れたい方は、こちらで待ち時間なしのチケットを購入できます。
トーレ・グローリエス展望台
トーレ・アグバールの名でも知られるトーレ・グローリエスは、カタルーニャ建築のまったく異なる一面を見せてくれる建物です。

2026年に完成から21年を迎えるこの超高層ビルは、全34階建てです。高さは144mに達し、カタルーニャで3番目に高い建物となっています。
建築家ジャン・ヌーヴェルが設計したトーレ・グローリエスは、本人によれば、サグラダ・ファミリアの鐘楼そのものから着想を得たものです。360度の展望台からの眺めと、そこで提供される充実した体験を楽しむには、ガウディの作品からわずか1500mほどの、ディアゴナル通り(Avinguda Diagonal)211番地へ向かいましょう。
トーレ・グローリエスのすばらしい展望台に上ることを考えているなら、チケットを事前に購入しておくことをおすすめします。
ちなみに、トーレ・グローリエスからはサグラダ・ファミリアの眺めもよく楽しめます。
サグラダ・ファミリアのおすすめチケット

ガイド付きツアーは、ガウディの傑作をもっとも深く知ることができる方法です。行列に並ばず、プロのガイドが案内します。日程によっては日本語ガイドの回もあります。
ラ・モヌメンタル
かつての闘牛場であるラ・モヌメンタルは、現在ではコンサートやその他の大規模イベントに使われています。建設は1914年で、建築家ジョアキム・ラスパイの作品ですが、その後大規模な改修が行われました。

興味深いファサードだけでも訪れる価値があります。ネオ・ムデハル様式とビザンチン様式の要素が見られる、様式が混ざり合ったユニークな例で、建物全体にとても印象的なオリエンタルな「味わい」を与えています。特に目を引くのはレンガと多色タイルの仕事で、建物全体にふんだんに使われています。
ラ・モヌメンタルはグラン・ビア・デ・レス・コルツ・カタラナス(Gran Via de les Corts Catalanes)749番地にあり、サグラダ・ファミリアから約900mです。
バルセロナのエンカンツ
古いものが大好きな方には、サグラダ・ファミリア周辺でこれ以上のプランはありません。エルス・エンカンツは、1929年から続くバルセロナの市場です。

個人や商人があらゆる種類の中古品を売る蚤の市として始まりました。その形を保ちながら時とともにプロ化が進み、現在のようなアンティークや家具、数えきれないほどの珍品が売られる場所になりました。
2013年からは、フェルミン・バスケスが設計した新しくモダンな建物に移っています。この施設自体が、足を運ぶだけの価値があります。
営業日は月曜・水曜・金曜・土曜で、バルセロナ観光の特別なおみやげを見つける絶好の機会です。サグラダ・ファミリアを見学したあと、カスティリェホス通り(Carrer dels Castillejos)158番地へ向かうだけです。バシリカと市場は約1200mしか離れていないので、ちょっとした散歩になります。
凱旋門
凱旋門(Arc de Triomf)は、初めてバルセロナを訪れる観光客がもっとも多く写真に収める建造物のひとつです。1888年、万国博覧会のために世界中からバルセロナにやって来た人々を迎えるために使われました。

現在では、その時代を伝える証人となっています。設計したのは建築家ジュゼップ・ビラセカで、国家・都市・民族の間の敬意を表す寓意をこの作品に込めようとしました。ネオ・ムデハル様式のこの門は、独特の美しさを備えています。
見に行くには、旧市街(Ciutat Vella)のリュイス・クンパニス通り(Passeig de Lluís Companys)へ向かいましょう。サグラダ・ファミリアから1700mです。さらに門から少し足をのばして気持ちよく散歩すれば、バルセロナでもっともにぎやかな公園のひとつ、シウタデリャ公園も訪れることができます。
マカヤ邸
現在は講演会や展覧会が開かれる文化センターとなっているマカヤ邸(Palau Macaya)は、サグラダ・ファミリア周辺の見どころを探している人に注目してほしい、とても美しい建物です。

このモデルニスモ建築は1898年に、ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルクの設計によって建てられました。その名は、19世紀のバルセロナで大きな力をもった実業家である所有者、マカヤ・イ・ジベルトに由来します。
豪華な装飾がほどこされた美しいファサードの奥にある建物は、現在ラ・カイシャ財団が所有しており、充実した文化プログラムを楽しむために中に入ることができます。
この建物はアシャンプラ地区のサン・ジョアン通り(Passeig de St. Joan)108番地にあり、ガウディのバシリカから約600mです。
ディセニー・ハブ・バルセロナ
2014年に開館したディセニー・ハブ・バルセロナ(DHub)は、街をよく知る人でさえ驚かされる場所のひとつです。長年にわたってバルセロナを特徴づけてきた創造的な才能にどっぷり浸れる、絶好のスポットです。

館内では、グラフィックデザイン、ファッション、日用品、昔のインテリア装飾を組み合わせた展示が見られます。どれもとても視覚的で楽しく紹介されているので、デザインの専門家でなくても、きっと見学を楽しめるでしょう。さらに、建物そのものも一見の価値があります。モダンで写真映えがし、想像できるどんな建物ともまったく違います。
アクセスはとても簡単です。サグラダ・ファミリアから地下鉄でわずか2駅(L2でグローリエス広場駅(Plaça de les Glòries)下車)、徒歩なら約20分です。
最近リニューアルされたグローリエス広場は、広い遊歩道や緑地、休憩エリア、子ども用の遊び場やドッグランを備えた9ヘクタールの大きな都市公園に生まれ変わっています。くつろいだり、小さなバルで一杯楽しんだり、博物館の見学の前後に雰囲気を味わったりするのに最適な場所です。
カタルーニャ国立劇場
おすすめの最後は、カタルーニャ国立劇場(Teatre Nacional de Catalunya、TNC)です。1996年に一般公開されたこの建物は、多彩な文化プログラムを楽しむ予定がなくても訪れる価値があります。

カタルーニャ国立劇場は、著名な建築家リカルド・ボフィルが設計しました。ボフィルは、現代の快適さの粋と、かつてのコンサートホールや劇場の美しさを融合させることを目指してこの建物に取り組みました。
その結果はまさに壮観で、カタルーニャ国立劇場はサグラダ・ファミリア周辺で見るべきもののなかでも屈指のスポットとなっています。わずか1300mのところにあるアルツ広場(Plaça de les Arts)まで足をのばすだけです。
サグラダ・ファミリア周辺の見どころマップ
この地図では、サグラダ・ファミリア周辺で訪れることをおすすめする8つのスポットの正確な場所を確認できます。